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#2 ONE WINE開発秘話:後編~新しい時代のワインスタイルの開発~

#2 ONE WINE開発秘話:後編~新しい時代のワインスタイルの開発~

こんにちは。ONE WINE JOURNAL編集長のもこです。

ONE WINEの開発秘話:前編〜開発に至った経緯〜」では私たちONE WINEチームが目指していることやその理由を、サントリーのワインの歴史に触れながらお話しました。

今回は、新しい時代のワインスタイルをつくっていくため、私たちがどんなことを意識しながら開発を進めてきたのかをお話したいと思います。

 

見えてきたワインの課題

ONE WINEの開発秘話:前編〜開発に至った経緯〜」でもお話したように、これまで私たちは「ワインの愉しみかた」について、たくさんのデータ分析やインタビュー、ユーザ調査を行ってきました。

その結果、多くの方は「週末に家族が揃うとき」「友達が家に遊びに来るとき」「ちょっと豪華な料理を作ったとき」などの特別なシーンでワインを飲み、いつもとは違うちょっと贅沢な、豊かな、特別な時間を愉しんでいることが明らかに。

 

一方で、ワインの課題も徐々に見えてきました。

皆さんもこれまでワインを選んだり買ったりする際に

「どれが自分の好みや今の気分に合うワインなのか分からない」

「ラベルを見ても正直どれがおいしいワインなのか分からない」

と困ったことはありませんでしたか?

 

ようやく気に入ったボトルを買ってきた後の

「ワインオープナーどこに置いてあったかな」

「開栓するの、ちょっと力がいるよね」

「せっかくだからワインに合う料理作らないといけないかな」

「飲みきれなくて残してしまうの、もったいない」

「冷蔵庫で保管していたら味が変わっちゃってちょっと悲しい」

というような「ワインを飲むためにはちょっと頑張らないといけない」気持ちも、実は多くの方が抱えていたということが分かりました。

つまり、ボトルという物理的なハードルと、ラベルなどから生まれる心理的なハードルが存在していたことで、ワインを日常的に楽しむことを無意識のうちに選択肢から外してしまっているということです。

 

それであれば、そんなハードルを取り払った、気軽に愉しむことができるワインを開発したい!

そんな目標のもと走り出したONE WINEの開発では、2つの「ワインといえば」にとらわれないことを強く意識してきました。

 

「ワインといえば、ボトル」にとらわれない

まず意識したのは「ワインといえば、ボトル」という考えにとらわれないことです。

開栓や保管に手間がかかったボトルから、手軽で飲みなれた缶にすることで、私たちが無意識に抱えていた物理的なハードルを乗り越えることに挑戦しました。

缶を選んだのは、ストックしてもかさばらず、持ち運びの際も壊れにくく、私たちの日常のどんなシーンにも溶け込むことができるからです。

ここだけの話、皆さんにもっと自由にワインを愉しんでいただくために、いったいどんな容器が最適なのか、たくさんたくさん試行錯誤してきました!そんな開発の裏話もONE WINE JOURNALでお話していけたらと思っています。

 

また、一般的なボトルワインは750mlと、1人で気軽に飲むにはなかなか手が伸ばしにくい容量でした。だからこそ、ワインは人と一緒にお酒を飲むシチュエーションで選ばれてきたのかもしれませんが、最近は人と一緒にお酒を飲む時も、各々が好きなお酒を選んで愉しむことが多くなってきましたよね。

ONE WINE1250mlと、皆さんの日常に気負いなく「+ONE」していただけるよう、1人でも、1杯でも、もちろん誰かと一緒でも、自分の好きな味わいを手軽に愉しめる容量にこだわりました。

 

「ワインといえば、ラベル」にとらわれない

次に意識したのは「ワインといえば、ラベル」という考えにとらわれないことです。

従来、ワインにはエチケットと呼ばれるラベルがついており、ワインの生産国ごとに定められた表記ルールに則って様々な情報が盛り込まれていました。

でも正直なところ、

「そもそもなにが書いてあるのか分からない」

「読んでもそれがどういう意味なのか、果たしてワインがおいしいのか、いまいちピンとこない」

と思うことってありませんでしたか?

 

ONE WINEのパッケージは、ありったけの情報を詰め込んだ形でワインの良さを伝えるのではなく、厳選した情報だけを載せたミニマルなデザインにこだわり、ワインを選ぶ際の心理的なハードルを乗り越えることに挑戦しました。

通常のラベルに代わってONE WINEの缶に描かれている「1」のロゴは、ワインの知識にあまり自信がなくても、直感的に選べるように4種類それぞれの味わいの特長を色合いで表現しています。もっと感覚的に、自由に、気軽に、ワインを愉しんでいただくために、あえて引き算のデザインを追求した、新しいワインの表現の仕方にこだわりました。

 

缶だけど、本格派 

ONE WINEは、これまで私たちが持っていた2つの「ワインといえば」にとらわれないことを強く意識して、新しいワインスタイルをつくることを念頭に、開発をしてきました。

ただ、本来ワインには特別なときに選ばれる上質感や熟成された味わいがあり、その品質を落とさずに缶に閉じ込めることも、同じくらい大切に意識しています。

 

これまでの皆さんの日常を思い出してみていただきたいのですが、家族や友達と集まる特別なときには本格的なボトルワインを選んでみたこともあるけれど、1人でサクッと楽しむときには、手軽なビールやチューハイ、ワインだとワインカクテルなどの缶入りの飲みやすいお酒を選んできていませんでしたか?

特別なシーンでは「本格的な味わい」が大切にされるけれど、日常的には「手軽さ、飲みやすさ」が優先されてきた・・・

つまり、特別⇔日常という「シーン」と、本格⇔飲みやすいという「ワインの味わい」はトレードオフの関係にあったような気がしています。

 

ONE WINEは「本格ワイン」の味わいや品質であることも、「日常」で手軽に愉しんでいただくことも、どちらにもこだわりました。

手軽だし可愛いから試してみたけれど、ワインの味が期待通りではなかった・・・そんなことがないように、多くの方においしいと言っていただける果実味豊かなワインをセレクト。

フランスの名門ワイナリー「Georges Duboeuf(ジョルジュ デュブッフ)」が厳選した、IGP PAYS D’OC格付けワインです。南フランスのラングドック・ルーション地方で栽培された「ソーヴィニヨン・ブラン」「シャルドネ」「ピノ・ノワール」「メルロ」を単一品種100%で仕上げました。

 

実はスティル(発泡なし)ワインをボトル品質のまま缶に詰め込むには製造ハードルがありましたが、皆さんに自信を持ってお届けできるワインを実現するために2020年から様々な対応を行ってきました。

思い返すと、長い道のりでした・・・ので、2021年も後半となった今、皆さんの元にONE WINEをお届けできることが、本当にうれしくてたまりません!

 

ONE WINEが皆さんの穏やかなひとときに寄り添うワインになれるようにと考えてこだわりぬいた、色、香り、味わい、缶の手触り、デザイン、開封時に聞こえる爽やかな音・・・ONE WINEの世界観をぜひ五感で愉しんでいただければ幸いです。

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